看護師の仕事は幅広く、医療処置や手当・予防指導など、職場によっても様々なものが挙げられます。その中でもとくに子どもに大きく関わることのできる業務として、保育所や乳児院での仕事があります。
保育所では乳幼児の健康管理だけが主な職務と思われがちですが、実際の職場では保育士との連携などコミュニケーション能力を発揮することが求められます。積極的に保育にも関わっていく姿勢が必要になることもあるかもしれません。保育所での看護師の仕事はあくまで預かる子どもたちが健康に過ごせるようにという保健分野ですが、室内の温度・湿度管理や清掃など環境に対する配慮も、間接的な保健管理業務ととらえることもできます。また、保護者への指導や相談窓口となることや、保育所で働く保育士に対してもメンタルケアを行ったり、職務の拡大もあるかもしれません。ただ看護師の配置が一人である場合が多く、仕事上の不安を抱える保育園看護師も多いようです。解決できる手法を探ることが重要になってくるでしょう。
一方の乳児院では、預かる子どもの年齢が大体生後約六ヶ月の赤ちゃんから二歳までの乳幼児に限られます。看護師の勤務先として紹介されますが、現状は就業する看護師の数が不足しているようです。何らかの事情で、家族とともに暮らすことができない子どもたちを主に預かりますが、両親の病気や事故で孤児となってしまった子どもや虐待を受けた子どもが緊急で入院する例などもあるようです。その際、身体の衰弱が見られたりアレルギーや疾病、感染症に罹っていないかなどを判断するのに、看護師が必要不可欠であるといえます。
乳児院でも他の保育士や栄養管理士、職員らとの連携が重要であるためコミュニケーション能力は必須となります。預かる子どもたちの家庭環境が複雑なケースが多いので、乳児院では家族の再生に対する取組みもされます。その中で看護師と保育士がともに取り組むことが望ましいとの提言もあります。
どちらも看護師の基本精神ともいえる、寄り添い見まもり、育む仕事になります。同時に看護師自身にもあらためてその精神を問うような、奥深い仕事となるのではないでしょうか。
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